第56回社会心理学会

10月31日~11月1日に東京女子大学で行われた社会心理学会では、口頭発表とイブニングセッションにて計2件の発表を行いました。

口頭発表は色々な方に「なんでそんな研究始めたの?」と言われた、これまでの僕の研究(つまりはメディアや政治の研究)と直接関係ないものです。しかし、同年代との飲み会になると冗談交じりに「もう世代間闘争しかない」みたいな話になったりするので、実は前々から「世代」というテーマについてはきちんと考えてみたいなと思ってもいました。

そこで、来年の3月に出版される池田先生編の世界価値観調査についての本で、どの項目を担当したいかと聞かれた際には、ここぞとばかりに「世代」についての項目を挙げたのですが、日本の人々の「世代」を巡る質問に対する回答が非常に面白かったため、学会でも発表したいと思った次第です。

とくに高齢者に対する態度は、ある項目では57か国中もっともポジティブ、別の項目では57か国中もっともネガティブなんてこともあるので、単集を見ているだけで面白いのです。

イブニングセッションは、単なるチュートリアルではない形でテキスト分析を扱うということで、こちらも前々から思っていた安易なテキスト分析への疑問をぶつける形となり、他の2名の先輩方の高度な発表内容もあり、「わーい、テキストマイニングだ、楽しそう」とやってきた大勢の方々を絶望のどん底に叩き落とした気がしないでもありません。

しかし、聴衆の方々の中から、数名であっても前処理や機械学習を身に着け、本当に面白いテキスト分析を用いた研究を発表するようになってくれることを願ってやみません。僕もこれらを勉強しなければと思いますが、「コンピューターが苦手な人でも面白いテキスト分析を行うにはどうすれば良いか」を実践してきたのが博士課程の僕の研究履歴だったと思いますので、そちらの方向もさらに模索していければと思います。

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