関西学院大学社会心理学研究センターの終わり、そして始まりの終わり

2015年4月に誕生した関西学院大学社会心理学研究センターが9年の歴史に幕を閉じます。9年の間に数多くの共同研究が生まれ、多くの大学院生が学術振興会特別研究員となり、そろそろ博士の学位を取得する大学院生も増えてきたタイミングでのセンター終了となります。

センターの成果を考えると、「勿体ない」と思う方もいるかもしれません。しかし、内部で見れば、そろそろコアメンバー(三浦麻子・清水裕士・小川洋和・稲増一憲)たち、とくにセンターを立ち上げた三浦麻子さんが嫌う「惰性」という言葉が顔を出し始める頃だと思いますので、センター終了はこのタイミングで良いのだと思っています。

とはいえ、社会心理学研究センターに集った研究者、センターから巣立っていく大学院生たちにとっては、これは終わりではなく、終わりのはじまりでもなく、始まりの終わりに過ぎないでしょう。9年間に培われた有形無形の成果が、今後の日本の社会心理学界(心理学界)を支えていくのだと思っています。

また、我々の活動の第1部は終了しますが、それぞれの場所で第2部が始まり、そして第3部か第4部あたりで、かつての仲間が再開して共闘する少年誌ばりのアツい展開が待っていると思います。

KG-RCSPセミナーや合同ゼミでトークを行っていただいた方々、セミナー・合同ゼミに参加して下さった方々、すべての方々に心より感謝申し上げます。

関西学院大学社会心理学研究センター 二代目センター長 稲増一憲

カテゴリー: 未分類 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です